据え置き型CDプレーヤー(DENON DCD-F102) コンデンサ交換
設置2009/2/17
最終更新2009/2/17

以下の内容はすべて自己責任において行っています。誰もいないことと思いますが、やる場合は自己責任で。事故や不具合、動作しなくなったなど全ての結果に関して当方は一切責任を負いませんし、メーカー保証もきかなくなると思うのでご注意ください。


コンデンサ数本を買う為だけに秋葉原まで行くのも勿体無いので、他の機器のコンデンサもついでに入れ換えてやろうと考えました。

今回の機器はDENON DCD-F102という、安価な入門機ですね。小型機とはいえ、一応据え置き型の機器です。したがってサイズや配置を気にせずバンバン巨大なコンデンサを入れることが可能です。


純正と交換用のコンデンサは以下の表の通り。はじめは全てニチコンMUSE KZシリーズで固める心算でいましたが(三菱DJ-P250の時にサイズが合わず、叶わなかった為。)、ラインナップの関係で東信UTSJシリーズも使用することになりました。
この東信UTSJシリーズ、非常に気に入っているコンデンサです。ラインナップが豊富、サイズが小さい、高音質、と三拍子揃った優秀なコンデンサです。更に見た目も美しいし、値段も安いときてますからこら素晴らしい製品ですよ。

オーディオ部
純正コンデンサ 交換コンデンサ
25V220uF*1(ELNA Cerafine) 25V220uF(ニチコンMUSE KZ)
50V22uF*3(ELNA Cerafine) 50V22uF(ニチコンMUSE KZ)
50V47uF*4(ELNA Cerafine) 50V47uF(ニチコンMUSE KZ)
50V100uF*3(ELNA Cerafine) 50V100uF(ニチコンMUSE KZ)
メイン・オーディオ部
純正コンデンサ 交換コンデンサ
10V47uF*1(G-LUXON) 16V47uF(東信UTSJ)
16V10uF*3(G-LUXON) 50V10uF(東信UTSJ)
16V100uF*2(G-LUXON) 25V100uF(東信UTSJ)
16V1000uF*1(G-LUXON) 25V1000uF(東信UTSJ)
16V2200uF*2(G-LUXON) 16V2200uF(東信UTSJ)
25V100uF*2(ELNA Cerafine) 25V100uF(東信UTSJ)
25V1000uF*2(ELNA Cerafine) 25V1000uF(東信UTSJ)
50V1uF*2(G-LUXON) 50V1uF(東信UTSJ)
50V10uF*1(G-LUXON) 50V10uF(東信UTSJ)
50V100uF*1(G-LUXON) 50V100uF(東信UTSJ)
63V100uF*1(G-LUXON) 100V100uF(ニチコンMUSE KZ)
フロントパネル部
純正コンデンサ 交換コンデンサ
10V47uF*2(G-LUXON) 16V47uF(東信UTSJ)
50V10uF*1(G-LUXON) 50V22uF2本直列(純正ELNA Cerafine)

メイン・オーディオ部に「63V100uF」というのがあります。このメイン・オーディオ部のコンデンサは全て東信工業のUTSJシリーズのラインナップにありますが、この「63V100uF」だけ残念ながら店頭で見つけることが出来ませんでした。
フロントパネル部のコンデンサにオーディオ部の純正品流用箇所があります。これは50V10uFのコンデンサを購入する本数を間違えた為です。是が非でも日本製コンデンサで埋めたかったので、このような措置をとりました。


もともとついているコンデンサを引き抜いて、そこに同容量のコンデンサを入れれば出来上がりです。容量の増量も考えましたが調整や計算などが面倒なことと動作が不安定になったら嫌だということで、今回もパスしました。

オーディオ部。ニチコンMUSEシリーズのフラッグシップ、MUSE KZが奢られたその姿は迫力満点。


メイン・オーディオ部。東信UTSJシリーズの透明スリーブは見栄えがとても良いですね。真ん中近くの黒い大きいやつは日コンMUSE KZです。


フロントパネル部。音質に響かない部分ですが、日本製のコンデンサで統一しました。左側の「DENON」付近に直列接続のコンデンサがあります。エルナーの50V22uFを2本直列につないでいます。もともとはオーディオ部に使用されていたコンデンサです。


とてもいい感じに収まっています。


取り外したコンデンサ。左側の黒/金がエルナーで、残りがG-LUXONです。このときにエルナーのコンデンサだけ捨てずにとっておいたことが良かったです。エルナーの50V22uFを2本、違う場所ではありますが、再び取り付けることになったわけですから。


今回は前回と違って据え置き型の再生機でしたが、結果はもう言わずもがなですね。
先のPCDPに比べて、そもそもの性能に大きな差があるわけです。その為なのかはわかりませんが、コンデンサ交換による音質の向上ぶりはPCDPの比ではありませんでした。「差が歴然」どころか全く別の再生機へと変貌しました。評論家ではないので良い感じに伝えられないのですが、とにかくめちゃくちゃ凄くなりました。音だけ聴けば誰も入門機とは思わないレベルですね。私の素直な感想は、聴き慣れたCDもまるで初めて聴くCDのように感じられる、というところです。
コンデンサを交換するだけでここまで差が出るというのは、やはり何度コンデンサ交換をやっても驚きです。



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